脳の特性を理解し、園内コミュニケーションを円滑に!【happy communications】

作成日 2017/08/22 更新日 2017/08/24保育園支援ナビ編集部保育園支援ナビ編集部 

happy communications(ハッピー・コミュニケーションズ)は、保育・教育力の向上や保護者との連携を深めるための園内研修サービスを提供する企業です。

別事業として、「おやこヨガ」、「こどもヨガ」という心理学をベースにした親子の愛着構築・身のこなしを高めるヨガや発達支援を目的とする「Development Support YOGA」の開発と指導教室も運営しており、発達に困難を抱える子どもたちや、保護者たち、支援者をサポートしています。

そんな多彩な事業を展開するhappy communications(以下文中ではハッピー・コミュニケーションズと表記)の代表・神谷様に、保育園支援ナビ編集部は今回、保育士向けの「園内研修」についてお話をうかがってきました。

 

▼ハッピー・コミュニケーションズ代表の神谷様

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本日はよろしくお願いいたします!

 

Q1.ハッピー・コミュニケーションズが提供する「園内研修」の概要を教えてください。

 

神谷様:

「園内研修」は、主に保育士を対象にした、保育とそれに関連するスキルを磨く研修です。

よりよい現場づくりを目的とし「チームの力」、「保育・教育の力」、「保護者との連携力」という3つのから研修を行っていますそのため園内受講できるほうが定着しやすいと考え実施しています

すべての研修には、「コーチングNLP」という心理学と、私が今まで経験してきた発達支援・特別支援教育の手法を取り入れています。この手法をベースにすることですべての人が理解し現場で活かせる研修となっています。

 

よりよい保育・教育ができる組織のあるべき姿(画像提供元:ハッピー・コミュニケーションズ
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神谷様 :

またよりよい保育や教育ができる現場づくりには、以上の図にもあるような、4つの要素が必要だと考えています。どれかひとつでも欠けてしまえば、チームうまく回らず、問題が発生してきます。

具体的研修内容を例に挙げると、「チームの力」に関するところでいえば、保育士の離職率を減らし、各人がモチベーションを持って仕事をし、チームが同じ方向を向いて活躍できるようなワークをします。特に、頭と体を使った体感覚的な手法を用いるのがこの研修の特徴です。

 

研修内容で、参加者の期待度や需要が高いのはコミュニケーション研修です。保育士にとってのコミュニケーションは、対同僚、対上司も、対保護者、対子どもと、さまざまなパターンがあります。

そのコミュニケーションのやり取りの度に、相手側と自分側との感情理解や認識のズレが生じて、人間関係にあつれきが生じてしまうケースが度々見受けられますし、実際にそういった部分を解決したいということで「園内研修」を受けに来られる方もいらっしゃいます。コミュニケーションの手段も口頭、メールと手段も増えより配慮が必要な時代になってきました。

 

Q2. 「園内研修」のサービスを始めたきっかけは何ですか?

 

神谷様:

保育士会からお問い合わせを受けたことです。いくつかの市町村の保育士会で研修をやるので来て欲しいということで、コミュニケーションに関する研修を行いました。

 

―コミュニケーションに関する研修では、どのようなことをお伝えしていますか?

 

神谷様:

私は発達に問題を抱える子どもたちとも関わっていので人はそれぞれ脳の使い方が異なるという前提を持っています。そのため、性格なのか特性なのかを見極め特性であればその人がベストを尽くせる方法を提示しています。

例えば、「どうしてこの人とはうまくコミュニケーションが取れないんだろう?」という悩みを感じている場合、「相手に伝わる言葉を選んでいないのか」「表情や抑揚がついておらず相手が不安を感じているのか」「伝える場面が悪いのか」などさまざまな仮説を立て、観察し、その上でその人ができる理想のコミュニケーションを導きます。

コミュニケーション研修では、自分に問題がある場合、相手に問題がある場合の2通りのパターンに基づいて色々な場面を想定しロールプレイングをしていただきます。

 

▼神谷様の考える研修の手法と目的(画像提供元:ハッピー・コミュニケーションズ)
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人間には、物事や話を受け取りやすい方法が、その人によって違います。それは、主に3種類に分けられます。見たほうがわかる人。聞いたほうがわかる人。それと、身体の感覚でわかる人の、3種類です。

この3種類のコミュニケーションの手法のうちのどの手段を使っても相手に通じるようなコミュニケーションを研修では勉強していきます。

さらに人間は言葉でない部分をより重視して理解をする特性があります。そのため非言語コミュニケーションもトレーニングしています。

 

Q3.「園内研修」では、「コーチングNLP」と「発達障がい児や特別支援経験」という専門性を活かしているとのことですが、どういう特徴があるのでしょうか?

 

神谷様

ひとつめは、受け身でなく積極的に意見を出しいつでも行動できる(般化)ように導く手法をもっていること。ふたつめ特別支援の基本的な考えに基づく研修の進行をしていることです。

例えば特別支援では「細分化」というキーワードがあります。ワークの中で「できない」と受講生がいったとき、「何ができないのか」「どの部分ができないのか」質問を通じて本人が本質を理解する。そして課題解決に取り組める。こんなときに細分化の考えが効果を発揮します。

 

―ワークでは、具体的にどのようなことをするのでしょうか?

 

神谷様:

以前保育士会に向けて実施した研修では、場面を設定し、12のグループに分かれていただき、テーマを決めてディスカッションをしていただきました。グループのメンバーは、先ほど申し上げた3種類、視覚・聴覚・体感覚のいずれかが特化している人が混ざっている前提で組まれます。

例えば体感覚に特化した話の受け取り方をする人がいた場合、そういう人に対しては「早く」というよりも「シュッ」と表現して、手でジェスチャーを交えた方が伝わりやすいので、そのような各人の特性の部分がグループ内で理解しあえているか?実践できているか?というところもチェックして、最後にワークを通じた発見を発表してもらいます。

 

Q4.NLPや発達障害を抱える方々、果ては脳科学的な知識など、神谷様はどのようにしてそのような多彩な知識や経験を得てきたのでしょうか?経歴を教えてください!

 

神谷様:

私は英文学専攻で4年制の大学を卒業しているのですが、興味があった保育士の資格を取ろうと思い、独学で保育士の資格を取得しました。 

それから学生時代施設で働くことを想定して自閉症やダウン症の子どもの遊びボランティア3年間行いました。そこで出会ったお子さん自立歩行目標に後ろから抱えて歩行の感覚をつかませることに成功させました。こだわりが強いお子さんに付近をポンポンとタッチすると気持ちが切り替わることを発見しました。これの出来事が、私の原体験です。

その後、本や論文をんだり、世田谷区のどんぐり発達クリニック内で、開発した身体認知ヨガ(DS YOGA)の指導経験をさせていただいたことも大きな経験や知識となりました。

また2007年に開発したおやこヨガで保育園を拠点とした子育て支援事業で全国各地を回らせていただき、先生がたのお話を聞いたり現場を拝見させていただいていることも大きな経験だと感じています。

 

―なるほど。NLPについては、いつ勉強されたのですか?

 

神谷様:

結婚して出産後、子育てのヒントになればと、図書館で心理学の本を読むようになりました。また2003年頃、NLPの本を書店で見かけ、今まで読んでいた心理学の内容と符合することばかりで腑に落ちました。そこから日常で実践しつつ体得していった次第です。

今でも最新の情報を得ようと専門書や論文を読むようにしています。

 

―なんだか、現在の神谷様の事業活動に至るまでの道のりで出会ったものが、結果的に全て繋がっているようですね!

 

神谷様:

結果的にそうなっていますね(笑)。

 

Q5.保育現場が抱える課題について、神谷様が一番問題意識を持っていらっしゃることはなんですか?

 

神谷様:

園内外のコミュニケーション、先生・保護者・子どもたちのストレス、保育が難しいお子さんへの対応の3つです。

 

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神谷様:

なかでも出会った保育士のみなさんが一番辛いと感じていらっしゃる部分は、保護者の方とのコミュニケーションだとおっしゃいます

目の前にいる子どもが抱えている課題を保護者と共有し、子どもがすくすくと育っていけるためコミュニケーションがうまくできず、上司も毎回フォローができない。もしくは時間が足りず余裕がない。それが離職やチームの結束力の弱体化に繋がってしまう可能性があります。

今までの経験で対応できないことも増えているのでしょう。

しかし、現状として、保育士さんにそういったコミュニケーションのテクニックを教えてくれる場がないのです。成功体験をチームで共有していく、園の資産としていくしくみも今後の課題かもしれません。

またコミュニケーションや物理的な疲労からくるストレスに対するケアも、一般企業同様最重要課題だと感じています。

 

Q6.「園内研修」を受けた保育士さんや保育園の感想は?

 

神谷様:

「知らなかった」「知ってよかった」という感想が一番多いです。

教科書上でなく、人はそれぞれ脳の使い方が違う前提を理解できたら「なぜ伝わらないんだ」から「どうしたら伝わるのか」考え方ややり方が具体的にわかったことも大きいと思います。

さらに自分のコミュニケーションの傾向に気づけた、という声もありました。

 

―研修の受講後に見受けられた変化や効果について、園からお話はありますか?

 

神谷様:

「保護者の方とのコミュニケーションが楽になった」という声がありました。この人はこういう人だ、ということがわかれば、どのように接すればいいのかわかるようになったので、コミュニケーションがうまくいくようになったという成功体験が得られているようです。

 

Q7.最後に一言、園の経営者の方々に向けてメッセージをお願いします!

 

神谷様:

脳科学や心理学を軸とし、人を360度理解した上での研修を提供できる講師はなかなかいません。

加えて、全員を同じ指導方法でできるようにする、でなくそれぞれの脳の使い方を活かして目的を果たせるようにする研修方法を持っているところ少ないと思います

先生方がここで働きたい、働く幸せを感じられる理想的な職場にしていくためのあらゆるお手伝い園内研修という形でご提供できると思います。

ご興味がおありの園の経営者の方々は、ぜひ一度ご相談ください。 

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神谷様、本日はお忙しい中ありがとうございました!

 

心理学・発達支援に基づいた知識と経験を得ることで、少しでも園内の対人関係を改善したい経営者はhappy communicationsへ!


その人や子どもの「脳の特性」を理解することで、良好な関係の構築と自分自身のメンタルも平穏に保つことができる。

神谷様がっしゃるように、コミュニケーションのテクニックを身につけることによって、対保護者、対職員間、対子どもとのコミュニケーションで抱える課題や問題を解決できる糸口が見つかれば、大人も子どもも気持ちがいい運営ができるようになります。

保育士さんのメンタルの健康、そして保育園という場所に関わる全ての人間関係をもっとよいものにしていきたいとお考えの園経営者の方は、一度お問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

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保育園支援ナビ編集部

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株式会社ウェルクスが運営する保育園支援ナビの編集部です。保育園や幼稚園に役立つ情報、取材記事を発信していきます。 https://hoiku-service.jp