【NICCOT】せんせいエゴグラムで自分を知り、職場の悩みを解決!

作成日 2017/07/27 更新日 2017/07/27保育園支援ナビ編集部保育園支援ナビ編集部 

皆さんは、エゴグラムという性格診断テストをご存知ですか?エゴグラムとは、アメリカのエリック・バーンという心理学者が考案した大変信頼性の高い性格診断テストです。そんなエゴグラムを使って保育園という職場、ひいては保育士をサポートするサービス、「NICCOT(ニコット)」を提供しているのが、一般社団法人家族力向上研究所です。

この度(2017年7月度)リリースされた「せんせいNICCOT」について教えてもらうべく、インタビューしてきました!

 

▼取材に応じてくださったのは、代表理事の桑子様。

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本日はよろしくお願いいたします!

 

Q1.自己紹介をお願いします。

 

桑子様:

私は元々NECで働いていて、商品開発に携わっていました。そのうち、キャリアデザインとライフデザインをサポートする活動がしたいと思い、社内のベンチャー制度に応募して、社内起業をしました。その仕事を担当しているうちに、子どもの頃から自分の人生について考える習慣、思考が身につけば、将来大人になってキャリアデザインとライフデザインを考える時に、あまり苦労をしなくて済むのでは?と思うようになったのです。

その後、その考えを実現したいと思い、今まで培ってきたキャリアデザインやライフデザインのノウハウを活かして、一般社団法人として家族力向上研究所を設立しました。

 

―家族力向上研究所という法人名の由来は何ですか?

 

桑子様:

子どもの成長は、家族という単位で見守っていくことが当たり前ですよね。親が子どものことを考えるのがスタンダードです。しかし同時に、親も子どもに接するにあたって、自分自身のことも考える必要があると思います。そこで、「家族」という単位でサポートしていくことが大事だと考え、法人名に「家族」という言葉を取り入れました。

 

Q2.NICCOTというサービスを開始したきっかけは何でしょうか?

 

桑子様:

NICCOTの始動のきっかけは、横浜市が立ち上げたソーシャルビジネスを支援するプロジェクトに応募し、審査に合格したことです。その中でさまざまな実証実験をしまして、その着地点のひとつがNICCOTという形になりました。その後、横浜市の方から横浜有望ビジネス助成金の交付をもらって、事業をスタートしました。

横浜市は、ご存知の通り待機児童解消を真っ先に実行した、子育て支援や女性の就労・成長支援に対する意識がとても高い地域です。また、ソーシャルビジネスを支援するセクションもあり、さまざまな形で社会課題を解決することに取り組んでいる市でもあります。

 

Q3.NICCOTとはどのようなサービスなのでしょうか?

 

桑子様:

NICCOTでは、保護者向けの「ママエゴグラム」と、保育園や幼稚園の先生向けの「せんせいエゴグラム」を提供しています。エゴグラムとは、いわゆる占いのようなものとは違って、心理学者などの専門家が監修している、医療機関や企業の人事部で使われる信頼性の高い性格診断テストです。自分で選んでチェックした項目を元に、客観的・論理的に整理された形で反映された診断結果が見られます。今の自分を輪切りにした状態を確認できるので、納得感も得られますし、自分の性格や特性を客観的に分析した上でアドバイスをすることが特徴です。

(画像提供元:家族力向上研究所) null

 

―なぜ「せんせいエゴグラム」を開発しようと思ったのですか?

 

桑子様:

当初、家族力向上研究所では、保護者支援を軸に事業を進めていました。自分の性格や特性を把握し、子どもとよりよい関係性を築き、子育てに役立てるサービスとして「ママエゴグラム」を開発しました。保育園や幼稚園の先生方の支援には、あえて踏み込まなかったのです。なぜなら、先生=職員ですから、職員の指導方針や教育方法などはその園内で独自にあるでしょうし、私たちも仕事柄保育園や幼稚園の内部事情も知っている分、「職員」に関することにまで踏み込むのはためらいがありました。そこをサポートすることは、逆に迷惑かな?と思っていました。

しかし、園にヒアリングをすればするほど、サポートする必要性と深刻度が高いのは、先生方の方だということに気が付きました。それから、ママエゴグラムのリリースから1年遅れで、先生向けの「せんせいNICCOT」を作ることになりました。結局、保護者と先生、両方をサポートすることが園にとってメリットになるのであり、最終的には子どものためになると、私は考えています。

 

Q4.桑子様がお考えになる園の職員の問題とは?

 

桑子様:

園にヒアリングをし、子どもに関すること以外の部分、つまり職場での人間関係や保護者対応など“大人との人間関係やコミュニケーション”に悩みを抱えている先生が非常に多いことを知りました。

特に昨今は、保護者の方の年齢が20代から50代までと年齢層も幅広く、職業も専業主婦、キャリアウーマン、シングルマザー、外国人など、保護者が非常に多様化しています。対する保育士さんや幼稚園の先生は、子どもに関することを中心に学んでいますが、職員や保護者などの対人対応のスキルはほとんど学べないまま現場に出ていくので、苦手意識やストレスが生じてしまう人が多いという実態があります。

他にも、職員同士でのコミュニケーションがあまりうまくいっていないケースも多く・・・。職場内でいじめがあったり、年齢やキャリアの差からくる考え方の食い違いや、園長と職員の意思疎通がうまくいかない、などの問題が生じているのです。

 

Q5.「せんせいNICCOT」とはどのようなサービスですか?

 

桑子様:

先ほど申し上げたように、対人面や自分の内面との向き合い方において深刻度が高いのは、保護者よりも園の先生方です。「せんせいNICCOT」の一番の目的は、保護者や職場の人間など、ストレスで悩む先生方の負担を減らして、本来の保育に集中させてあげたいということです。

対人ストレスが積み重なっていってうつ病を発症したり、最悪の場合退職したら、園としてはデメリットしかありませんよね。そこでもし、「あれ?私うつっぽい気がする」など、グレーな状態になってしまう前に、事前に対応できるようなサービスがあれば、そういった事態を防げる上に、先生方のサポートもできると思いました。そこで、「せんせいエゴグラム」診断ができ、それを軸に研修などを提供する「せんせいNICCOT」を開発しました。

 

―質問項目や診断結果はどのように表示されますか?

 

桑子様:

「せんせいNICCOT」では、対人ストレスとして現場でよく起こることを質問項目に入れています。

(画像提供元:家族力向上研究所)

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桑子様:

例えばですが、もともと人に合わせる協調性が高く、なおかつ対人ストレス度も高い人は、自分の感情を溜め込んでしまうタイプということで、○○な部分に注意したほうがいい、といったような診断結果が見られます。その診断結果を見て、「無理をしているんじゃないか?」「限界が近いんじゃないか?」ということに気づければ、相談したり何か行動を起こすきっかけができます。

(画像提供元:家族力向上研究所)
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「ママエゴグラム」は、その人の性格の傾向が分かり、子どもへの声掛けアドバイスを提供することが主なサービス内容なのですが、「せんせいエゴグラム」の方がアドバイス部分を手厚くしています。

その人の性格の傾向が分かるというところは「ママエゴグラム」と共通していますが、仕事をする上で改善するといい部分のアドバイスを、かなり具体的にしています。例えば、「職場の中で」、「保護者との接し方の中で」、といったシーン別のアドバイスです。行動をそのまま起こせるようにアドバイスしています。

また、なるべく保育専門用語を使わないことで、まだ養成校に通っている保育士や幼稚園の先生の卵の方や、新人の先生でも分かるようなアドバイスをご提供しています。

(画像提供元:家族力向上研究所)

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―園の管理者は、職員の診断結果をどのように把握するのですか?

 

桑子様:

園の管理者も、職員の診断結果を統計データで見られます。しかし、「ストレス傾向が高い」とか、詳細まで見られると嫌ですよね。そのため、園の管理者が把握できるのは自園の職員にはどんな傾向の人が多いのか、というところまでです。自園の職員にはストレスを溜め込みやすい人が多い、ということが分かれば、管理者側も対策を考えられます。対人対応力を上げるためのセミナーのようなものも、園にご提供できます。

エゴグラムはあくまで個人のものとして、自分のために見られるようになっています。「せんせいNICCOT」を通じて、職場の人間や保護者とよい関係を築けるようになったり、セルフケアができるようになると、自分自身が安定してきます。そうなれば、常に精神状態が安定した状態で園児と関わることもできます。

 

Q6.NICCOTの導入実績は?

 

桑子様:

主に首都圏と静岡の保育園、幼稚園を合わせて、30園に導入していただいています。ただし、こちらは保護者向けのNICCOTのみを導入していただいている数でして、「せんせいNICCOT」に関してはまだリリース前ですので(※インタビュー実施時は6月末。現在はリリース済)必然的にカウントされていません。

 

Q7.今後のサービス展開について教えてください。

 

桑子様:

NICCOTというサービスの知名度を上げていくことが、今後の目標です。その中でも注力したいのは、やはり「せんせいNICCOT」です。園にとって必然性が高く、直接的な困りごと解決のお手伝いができると考えているからです。

ちなみに料金に関してですが、保護者向けの「ママエゴグラム」の提供だけならば、料金は無料です。しかし、「せんせいNICCOT」に関しては、園側から料金をいただく形になります。

 

Q8.最後に、園経営者の方々に対してメッセージをお願いします!

 

桑子様:

園管理者の方々は、日々120%の労力でお仕事をしたり、職員のことを考えていらっしゃると思います。保護者も多様化していますし、園児に関しても、色々と考えなければいけないことも本当に多い職場ですよね。加えて、保育士不足の現場も多いでしょう。そのような問題と折り合いをつけ、子どもと接することに集中していただくために、ぜひ「せんせいNICCOT」を使っていただきたいです。エゴグラムというものは、歴史も長く、信頼性もあり、プロの監修のもとに開発したものですので、安心して、構えずに導入していただけたらと思います。

子どもを守る最強大人チームになる!私は、そのためのお手伝いをさせていただきたいと思っています。これからも、その目標に向かって命がけで取り組んでいく所存です。

 

本日はお忙しい中ありがとうございました!

 

人間関係や自分自身のことで悩んでいませんか?職場全体の環境も仕事も円滑にしていきたいならば、まずは自分自身の深い部分を理解しましょう


保育士は人と接することがメインのお仕事です。対人関係で生じるストレスや、子どもの命を預かっているということでプレッシャーを感じることも大いにあるでしょう。迷ってしまったり、悩んでしまったり、どうしたらいいのか分からない、辛くて悲しい、そんな状態になることは、誰にでも起こり得ることです。大切なのは、その状態からどうしようもなくなってしまう前に対策を取ること。自分の問題を理解して、具体的な対策が取れれば、自分自身とも仕事ともうまく付き合っていくことができるでしょう。

自園の職員のメンタルヘルスが気になる、問題があると感じている園経営者の方は、NICCOTの導入を検討してみては?

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株式会社ウェルクスが運営する保育園支援ナビの編集部です。保育園や幼稚園に役立つ情報、取材記事を発信していきます。 https://hoiku-service.jp